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2018
03/03
Sat

『あの世とこの世を季節は巡る』装画・挿画

18_03_02_anoyo.png

潮文庫さんから2018/3/5に刊行されます
沢村 鐵 先生の
『あの世とこの世を季節は巡る』http://amzn.asia/cq9JFyY

装画・挿画を制作させていただきました!
優しく染み入るライトホラー連作短編集。
ホラーもずっとやってみたかったジャンルなので嬉しいです!

デザインは Malpu Design の清水良洋さんです。
Malpu Designの皆さんと初めてお会いしたのは「なりゆき寺子屋」。
その後も持ち込みをさせていただいたり、大阪でのワークショップに参加させていただいたりと
よくしていただいていたデザイン事務所さんです。
今回初めてお仕事でご一緒させていただけて嬉しかったです。



  この世ならぬ存在と話ができる青年・日下慎治が、
  怪異に悩む人々のところへふらりと現れる。
  人気のないプール。いつもと違う電車。
  使われていない教室。地下駐車場――
  街の片隅にある「境界」に棲むあやかしたちに寄り添い、
  話を聞き、
  そしていつのまにか去っていく放浪の青年が秘めた過去とは。



こちらは2011年に刊行された『十方暮の町』という連作短編小説
と同じ世界観で、「日下慎治」というキャラクターを軸にした物語。
沢村先生のブログ → http://blog.t-sawamura.net/?cid=53510
でも語られていますが、時を超えて愛されている作品なのですね。
イラストを任せられてとても光栄です。

FullSizeRender.png

文庫本と、それに挟んである広告。
広告の方はイラストのトリミングされた部分も入っています。

18_01_17_1anoyo1_201803051601447ab.png (クリックで拡大)

ご依頼当初はタイトルが未定だったこともあり
自由にトリミングできるよう大きめに描いていたのでした。
一目でホラーとわかる怪しさを醸し出しつつ、どこか優しい印象にもしたいなと思いました。

IMG_7571.png

そして短編各話の扉絵も。
当初は装画のみの予定だったのですが著者さんに気に入っていただけたらしく
このかんじで挿画も描いて欲しい、と追加発注がかかったのでした。
嬉し驚き!
納期を長め(12〜2月と年をまたぎました)にとっていただいていたからできたことでもあると思いますが、
なかなか珍しいですよね。がんばりました。

18_01_26anoyo-sasie.png (クリックで拡大)

第二話「漣の彼方」がお気に入りです。

シリーズ化も視野に入れているとのこと。
たくさん売れますように!


以下、ちょっとした制作裏話など

↓ ↓ ↓


先方様からは
「こちらも固定観念があるので、その枠に囚われるよりは、
まずは宮崎さんのやりやすい、意欲が湧く方向でやっていただけると嬉しいです」
とのことだったので
(余談ですが製作中ほんとめっちゃ褒めてくださいました)
ゲラを読んで受けた印象をアイディアスケッチにしたのがこちら

17_12_19_ideasketch1.png

派手でわかりやすい見せ場があるのではなく、じんわりと情緒がにじむ
広く東京という街を舞台とした群像劇…という印象が強かったので
主人公・慎治を中心に、街と幽霊を重ねました。
慎治は主人公といっても読者がどっぷり感情移入するタイプではないので
彼と出会った人々の視点をイメージしたかんじです。

自分ではけっこう気に入っていたんですが
ざっくり描いた街の雰囲気が好評だったらしく素直に街と人々を描くことになりました。
この多重露光っぽいやつはいつかオリジナルで使おう…


17_12_25_03.png

その後の修正ラフがこちら。
シンプルに街を描きつつも「跳ねた感」が欲しいとのことだったので
影のつけ方などで遊べないかなというご提案。

あと髪型が著者さんのイメージと違ったそうなので何パターンかつくりました。

17_12_25_04.png

ベリショ描くの好きなんですがいざお仕事でとなるとなかなか悩みました。
野暮ったくも格好いいキャラクターの塩梅は難しいですね。

そんなかんじで細かいところを直しながら完成に至ります。
描きながらあーしようかこーしようかと悩み
色調整しながら生まれた明るいバージョンがけっこう気に入ってしまったので
最終的に夜ver・朝verの2パターンつくりました。

18_01_17_1anoyo2.png (クリックで拡大)

採用はされませんでしたがこちらも気に入っています。
「あの世」と「この世」のふたつの世界が重なり合って存在している世界観ですよ〜
というのはこちらのほうが示唆できているかな?とも。
わかりやすいハッピーエンドではありませんが希望を感じさせるお話でした
(特にエピローグは)
ので、
小説を読み終わった人がここに流れ着いて
「ああ、」と頷いてくれたら嬉しい。

そして願わくはまた次の物語に繋がれますように。

 
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